【チキンレース】世紀王ウルガモスサンの1日1レス小説
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【編集】 1 :
世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/05 19:07:01 ID:FJlm5fdQ m
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【編集】 14 : 名無しさん 21/01/11 22:05:46 ID:vSEg5RyA [s]
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【編集】 15 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/12 00:32:33 ID:FCB3lhwA [1/3]
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【編集】 16 : 名無しさん 21/01/12 01:04:00 ID:aEMG3Vcc [1/2] m
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【編集】 17 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/12 01:22:42 ID:FCB3lhwA [2/3]
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【編集】 18 : 名無しさん 21/01/12 01:44:03 ID:aEMG3Vcc [2/2] m
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【編集】 19 : アナザーココ◆DF1rKrj2Do 21/01/12 02:34:06 ID:lcoKkYyE
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【編集】 20 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/12 09:50:13 ID:FCB3lhwA [3/3]
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【編集】 21 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/13 14:28:13 ID:5F.mjdpQ [1/5]
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【編集】 22 : 空の支配者 裂空斬◆vTbsXiThxQ 21/01/13 17:15:52 ID:R8fhMXdQ [1/3]
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【編集】 23 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/13 17:19:41 ID:5F.mjdpQ [2/5]
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【編集】 24 : 空の支配者 裂空斬◆vTbsXiThxQ 21/01/13 17:30:57 ID:R8fhMXdQ [2/3]
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【編集】 26 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/13 17:45:35 ID:5F.mjdpQ [3/5]
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【編集】 27 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/13 17:46:11 ID:5F.mjdpQ [4/5]
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【編集】 29 : メガラティ◆C1gWVdU7Lk 21/01/13 19:22:28 ID:bpq1H6ho
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【編集】 30 : 空の支配者 裂空斬◆vTbsXiThxQ 21/01/13 20:28:03 ID:R8fhMXdQ [3/3]
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【編集】 31 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/13 20:37:04 ID:5F.mjdpQ [5/5]
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【編集】 32 : 鉄屑・オルタ◆/l5FS9wN7w 21/01/14 00:13:20 ID:MFJucNcs
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【編集】 33 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/14 23:02:10 ID:xCCS4o46
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【編集】 34 : 名無しさん 21/01/14 23:16:57 ID:t1DMuETA [s]
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【編集】 35 : アナザーココ◆DF1rKrj2Do 21/01/15 04:41:53 ID:H9RMuB9k
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【編集】 36 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/15 10:26:35 ID:YXgsmDtA
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【編集】 37 : 世紀王ウルガモスサン◆cF73yUix5w 21/01/16 18:18:15 ID:KpiFtshE
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【編集】 38 : メガラティ◆C1gWVdU7Lk 21/01/16 18:37:07 ID:oriCQycI
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答えもなく、誰に聞いているわけでもない無意味な問い掛け。誰もがほんの一瞬だけでも悩む普遍の真理。
だがそれを知れたなら。問い掛けに答えることが出来たなら。
きっと、誰もがそれを祝福するだろう。
今、口が切れた。
口内に溜まった血液は溢れ、歯の隙間から流れ出る。吐き出そうとするが、うつ伏せのこの姿勢ではそれも叶わない。
まあ、それ以前に現在の僕にはありとあらゆる行動の自由が剥奪されているのだが。
忌々しい手枷と足枷を振るわせ、目の前にいる研究員に細やかな怒りと抵抗をぶつけるが、彼らは僕のことなど見えていないようだった。
「被験体BM-03、電気信号強化訓練は終わっていないぞ。口内を切って逃れようとするな」
口内の傷は既に癒えていた。
先程まで気持ち悪く口の中で渦巻いていた血液も止血されている。
治療によるものではない。僕の身体そのものに備わっている機能によるものだ。
僕は死なない身体だ。
「死ななくても……痛いし怖いんですがねぇ」
「痛い?怖い?何故そんなことを考えるんだ」
「君は死なないのだからそんなことを考える必要はない」
「君が率先して皆を率い、聖戦へと臨まなければならない」
「自覚しなさい」
「プロヴィデンス様の加護がありながら何故恐怖に心を支配されるのだ」
ああ、まただ。狂信者どもが。
再び身体を駆け巡る電流に口を噛み締めて堪えながら、激痛で満ちた脳みそをフル回転させる。
考えろ。考えろ。
ここから脱出するんだ。
この歪んだ牢獄から抜け出し、自由を手にするんだ。
これは、僕が犠牲にしたものを数える物語。